傷×恋=幸
数日後、風都の足りない頭で考えた結果…。



「証明した」

「なに…してんの…?」

「ちーがやれって言ったんだろ」

「タトゥー入れろなんて言ってないから!!」



他の模様と一緒に足首に筆記体であたしの名前が入ってる…。



アンクレットみたいに。



「一生消えないんだよ…?わかっててやったの?」

「そこまでバカじゃねぇよ」

「バカでしょ!!ってか…マジで…サキさんとユズさんになんて言おう…」

「もう見たし。笑われたし…」



どうしよう…。



本当になんてことしてくれたのぉ~…。



「痛かった…?」

「ん」

「そんなに好きなの…?」

「さぁ?どう思う?」



あたしってそこまで愛されてるのか…。



これで一生離れられなくなってしまった…。



離れる気はないけど。



「風都って一途なんだね…」

「今更気づいたのかよ」

「あたしも純粋に風都に一途でいるから」

「じゃあ安心させて?」

「一生大好き、風都…」



そうタトゥーに誓おう。



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