キスよりも深 く -13歳の彼と-


「ねぇ…莉子?」



とすっと肩にのった美鶴くんの頭。

猫っ毛の柔らかな髪が、あたしの頬を撫でた。


ちょ……っ!

さらにバクバクと五月蝿くなる心臓。



「ん? なぁに?」



それを隠すように、あたしは笑う。


伏せられた長い睫毛。

陶器のようにつるつるな肌。



美鶴く~~んっ!!!

反則じゃありませんっ!!?



「キス…してもいい?」






ズッキュ――――――ん!!





もう、理性保てませんっ☆



「いいよ?」






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