うさぎの小箱~【鍵つき】短編集~






「…………パパ!はい!チョコレート~~っ!!」



「…………ありがとう。………他に誰かにあげた………?」



「………??あげないよ~!」



「……………そう……」



「…………チョコレートは………。」



「…………っ!!?」



「…………パパぁー…王子さまっているんだね…………?」



「お…………!!!………パパが学会に行ってる間に何が………………っ」




***************************




「…………結局、おまえチョコ一個も受け取らなかったんだって?」



「……………んー…。チョコはな~……。」



「はぁ…?夜ー?おまえいつにも増して変なんだけど…大丈夫か?」



「…………嵐。俺は初めて…………パパになりたいと思った。」



「……………!!!?は…早まるなぁーーーっ!!?」



「………??………《あの》パパ…うらやましい。………なんでかわかんねーんだけどなー?」














《二人》がこの思い出に気づくのは………………








もっと何年も………後の話………………。












忘れてしまった、幼い初恋の、思い出………………………















………end

2011/5/21

矢野知兎。


このお話を、描くきっかけを下さったステキなあの方に捧げます×××

ありがとうございました(^p^)

< 37 / 99 >

この作品をシェア

pagetop