死のスケッチブック
その上に手紙が置いてあった。

宛名は『真名へ』だった。

開けて見ると、手紙が入っていた。

『真名へ

このスケッチブックをあなたへ預けてしまうことを、許してください。

アタシではどうにもできなかった…。

火で焼こうとも、水に濡らしても、破り捨てても、必ず元の形で、アタシの手元へ戻ってきてしまう。

もうアタシにはどうにもできません。

きっと一度でも使用してしまったアタシへの罰なのでしょう。

このスケッチブックに描かれた、アタシと同じ制服の女の子三人は、アタシに嫌がらせをしていた人たちです。

アタシの絵のせいで、自分達の絵が落ちたと言われました。

謝ろうが、無視をしようが、イジメをやめてはくれませんでした。
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