赤い狼 弐






「マァジでぇ~!?それは直ぐトランプ持って来なくちゃ!」






私の言葉を聞いた要は目をキラキラさせて何処かに走っていった。






…何しに行ったんだろう。あの子。






まぁ、ぃぃか。





「要~、俺も行くさかい、ちょっと待ちぃ!」





…龍も何してんだか。





でも、煩いのが二人居なくなったから私的には嬉しいんだけどね。





なんて事を思いながら部屋を出ていった要の後を追いかけていった龍をボーと見つめる。






そして、要と龍が居なくなって静かになったのはぃぃけど、今度は誰も喋らないので、部屋が静まり返った。







当然、暇な訳で…。







…お話でもしておこ。








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