赤い狼 弐
…せやから、恐いで。半端なく。
さすがに、ここまで剣幕に怒られるとビビる。
「分かったって!稚春の携帯、壊してしもてすまん。新しいの買うてやるけぇそれで堪忍な。」
「はぁ!?何処にそんな金があんのよ!」
うわぁ。許してくれへん感じ?
「せやから落ち着けって。」
「これが落ち着いてられると思う!?」
「すんません。思いません。」
「でしょ!?」
あちゃ~。
同意してもうたわ。
…だって、あまりにも稚春の顔が怖かったんやもん。
お陰で即答してもうたやん。