続・アイドルまっしぐら!!
僕は今まで何を怯えていたのだろう。




良介はただ真っ直ぐ、里奈ちゃんを愛している。




『Cute Boys』の立場を捨ててもいいと思ってた。





……僕は、結局逃げてただけなのかもしれないね。





「大翔。」




僕は代表して橘さんに呼ばれていた。




「……『Cute Boys』はもうどうなるか分からないぞ?」




「……仕方ありません。良介がしたことはもう取り消せませんし。それに僕ももういい気がしてきました。」




「……大翔?」





「良介と里奈ちゃんを見てて、恋愛に正直なほうが何かいいかなって。」





「……でも、アイドルなのに彼女がいるっていうのは。」





「……それで『Cute Boys』としての立場が終わってしまうなら、僕たちはその程度だってことです。」




僕はそう言って笑った。
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