無くしたくない物。
君に会った日
「澪~~~っっ!!!
起きないと、遅刻だよぉ~っ!!」

「ふぁ~い・・・・」

私は、安藤澪。
今あたしを呼んだのは、私のお姉ちゃんの唯。

「・・・・・・はっ!!!
もう遅刻だぁ~~~っっ!!!!」

コツ、コツ、コツ。

今日からあたしは、北東間中学校に転校する。

私が今向かっているのは、校長先生の部屋。

コンコン。

「失礼しまぁー・・・す・・・」

ちょっと気が小さくなるけど、怯えたりはしない。
校長先生は、以外にも優しそうなオバサンだった。

「あなたが、転校生の安藤さん??
私は、校長の坂本公子です。」

「よろしくお願いします・・・・・・」

「よろしくね??
で、あなたは転校5回目なのよね??
友達作り、頑張ってね★」

明るい校長先生でよかったぁ・・・。
力が抜けて、ため息を着く。

「私のクラスは、どこなんですか??」

「2-Bよ。連れていってあげるわ。」
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop