あなたが来てくれて嬉しい
ふーにゃんの部屋は8階、3LDKマンションに一人暮らししてるみたいだ。
黒を基調としたシックな雰囲気に統一されている。
男一人で暮らしているにはとてもキレイで、少しふーにゃんを尊敬した。
リビングの隅に置いてある、スマートな作業机には建築関係の本が積まれている。
「まぁ適当にくつろげよ。オレは飲まないと話できん質じゃからな」
話をしたいなら付き合えと、ふーにゃんに缶ビールを渡される。
ビールは好きだった。
おれは素直に受けとる。