お前は俺のもの

私は田丸君の後をついていく。

そして理科室に2人で入った。


「えっと…何のよう?」

「……」

田丸君は俯いたまま動かない。

「田丸君?」

「…フッ…ハハハハハ!!」

おかしくなったかのように笑う田丸君。


「あんたは鈍いね」

いつもの田丸君じゃ…ない!?

もう遅かった。
理科室の鍵が田丸君の手で閉められてしまった。

< 21 / 27 >

この作品をシェア

pagetop