キミはボクのモノ




「なになに?遥斗と雪、今日は弁当なの?珍しい」


「フッ、未那が作ってくれたんだよ。ね?」


「うん。不味いかもしれないけど」


「全然、おいしいよ」


「ズリィ!俺も作って欲しい!」


「今度ね」


「絶対だからな!」


「じゃあ俺も」


亮に便乗して言うと

未那ちゃんはにこりと笑って頷いた。


本当、かわいいなあ‥。




「一口ちょうだい」


「あ、おい!」



雪の弁当をつまんで口に入れた亮。


「じゃあ俺もー」


翔哉は遥斗の弁当をつまんでいた。


「‥‥翔哉、」


あ、思いっきり殴られた。


「じゃあ俺もちょうだい」



にこりと未那ちゃんに笑顔を向けると一瞬戸惑いながらも俺の口に卵焼きを運んでくれた。



「ああああ!今の関節キス!しかもアーンとかズリィよ!」


ぎゃーぎゃー騒ぐ亮は遥斗にうるさいと蹴り飛ばされた。





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