終わりの無い物語。
「あたしからかってて何が楽しいの?」

「からかってねぇし」

「・・・いい加減、振り向いてもらえないのわかっててアピるのやめたら? 太一、彼女すぐ出来ると思うよ」



そう言ったら悲しげな表情。



「璃歌は、それでいいの?」



そんな表情でそんな事言われたら何も言えなくなる。



でも、ね・・・。



そんな事言われてもしょうがないじゃない!!!



あたしは好きじゃないんだから。



「ごめん、それでいいと思う」



再び悲しげな表情。



・・・。



その時、1年生の女の子数人が太一に近づいた。



「太一せんぱ~い」

「んだよ・・・。今、悲しみに打ちひしがれてるとこなんだから邪魔すんじゃねぇよ」



意味がわからない・・・。



「璃歌先輩なんてヤメて、あたしにしません?」

「しねぇよボケ」



女子達はキャハハと笑う・・・。



そんな中、1人だけ悲しげにうつむいてる女の子がいた。



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