我が家の甘々執事サマ☆

♪ピーンポーン


「「え?」」

ハルトと慧斗はきょとんと顔を見合わせる。


「こんな昼間に客人か?」


ガチャリと音をたててひらいた扉の先には……


「失礼いたします。こちら、百瀬さんのお宅ですよね?」


背中にはえんじのランドセル


とても言葉遣いのていねいで、小さくて愛らしい…


「いらっしゃいませ?」


貴婦人のような言葉遣いをする――


「お邪魔しますわ」


にこりと笑う、小学生がいた。
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