[続]嘘から始まる恋

転校生、赤月




「純ちゃん」


「んー?」


雑誌をパラパラ〜とめくりながら返事する。



放課後、瞬くんが遅い日は、裕也くんを待つ純ちゃんと一緒に話して待つことになっている。



「親に裕也くん、紹介した?」


「したっていうか…、一緒にいるとこをお父さんに見つけられて、そのまま家まで連行されたって感じ?」


思い出し笑いをする純ちゃん。



連行って…、怖っ!



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