空音
疑心
 この世にははたしてどれくらいの割合で善人と悪人に分けられるんだろうと良く考える。
ん~考えるっていうか最近はそんな事しか考えていない(笑)
答えは簡単だ。ていうかいつの答えも結局はこれ。
「悪人しかいない。」
もしこの世にいい人的な感じのやつがいるならそれは善人でなくてただの偽善者。多分僕はその偽善者の部類に入るんだと思う。なぜかって?自己紹介が遅くなったのでそろそろ自己紹介をさせてもらいます。
 僕の名前は水谷淳二。
一応大学生。
なぜ偽善者かというと僕は基本世の中を信じていないからだ。
なぜ信じていないかはたくさんありすぎてここでは書ききれない。それと僕の考えでは優しさなんていうものは自分を良く見て欲しいが為の行動。まあ髪の毛にワックスをつけているのと同じ感じだ。
だから僕は人のことなんてどうでもいい。優しくなんてしなければ優しくして欲しいなんてことも考えない。
しかし今僕は福祉というまさに世のため人のためといった事を勉強している。さらになんと教師になりたいとさえ考えている。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
なんていってる間にも授業が終ってしまった。。。結局頭には何も残らないままに本日の授業は終了。
「おい!!淳二!今からクラブけ!?」
 偉そうな感じで声をかけてきたのは仲がいい部類に入るたけし。まあ見た目はバリバリのお兄系なんだけど何故か友人を大事にする見た目とは全然違うやつだ。
今までの俺ならこのような見た目の男とは仲良くなんて絶対にしないが、クラブも同じといいこともあり、会話といったものは以前からあった。
< 1 / 44 >

この作品をシェア

pagetop