Five LOVE☆

愛のカタチ

すると。


「何よ!!
何でお父さんが今更私のところに来るわけ?
私には関係ない。
あの人が倒れようが…どうでもいいから。」


そんな言葉が聞こえた。


タイミング悪くドアが開く。


「さぁ、PEGA社のおふたりさん、
第2R始めましょうか。」


「待って!!」


「悠月…
あなたには…」

「『関係ない』って?
あるよ!!
友達でしょ?
小学校を卒業してから離れちゃったけど…
それから、お母さんと何があったかなんて知らないけど…
あの頃の春香は、毎日お母さんのこと私たちに話してたじゃない…
何かあってからじゃ取り返しのつかないことになるよ?
早くっ!!
対決なんて…いつでもできるからっ…」


「でも…」


「私のお母さんも肺がんで今闘病してるの。
それに私は気付いてあげられなかった。
でも…春香はちゃんと気付いてるんだから…
春香のお母さんのおかげでしょ?
今の春香が居るの。」


「春香先輩。
素直になったらいかがですか。
本当は…大好きなんでしょ?
お母さんのこと。
だからこうやって…作詞したんじゃないですか。
母への感謝の気持ち。」

さっき口を挟んだ男、絶対、この人に惚れてるな。
ってか相手の女の人…
悠月の友達だったの?

ってか…

悠月らしいな。


そういう、たまにストレートに感情をぶつけられる悠月が僕は好きです。


「和之っ…なんとかできない?」


「付いてきて下さい。
病院まで車出します。
…住所はわかりますね?」

「この近所です。」


「そこなら知ってる。
そこで小児科医やってる友達居ますし。」


車を出しながら電話をかける。

「…分かった。
ありがとな。」


「そいつ…分かりやすいように出入り口で待っててくれるって。」




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