ずっと好き。
「みらちゃんがいない間に、自由曲の楽譜配られて、もう合奏もしちゃったんだよ。」

「えぇ、早・・・!」

「はい、これが自由曲ね。」


自由曲の楽譜はとても真新しくて・・・

ヤバかった。


「ってゆーか、うち大会出られんの?2週間も休んでたのに・・・。」

「先生には出させるなって言われたけど、みらちゃんが出ないと人手が足りないし。」

「そっか・・・。」


そういえば、課題曲も全然練習していない。

それまで海君の事や紗綾ちゃんの事で頭がいっぱいだったから。


「あ、そういえば、紗綾ちゃんね、部活辞めたから。」

「・・・え!?」

「やっぱ気まづいんじゃない~海君と会うの。」


そっか。紗綾ちゃん、部活辞めたんだ・・・。


「じゃあ、パーカスの1年生誰もいないじゃん。」

「まぁ、それはしょうがないでしょ・・・。」


しょうがないって言っちゃっていいのかなぁ・・・。



< 83 / 136 >

この作品をシェア

pagetop