ずっとあなたが好きでした
封印した想い
冬休みも朝から夕方まで塾だった。

私立高校の受験対策だった。

公立より私立の方が試験問題が難しいから、難しい問題をたくさん解く事になって、頭がおかしくなりそうだった。

毎日が辛いとふと俊也に会いたかったりもした。

学校で俊也を見ると頑張れる事も多々あった。

家に帰ったら、帰ったで、大量の宿題に追われた。

新学期始まるとすぐに学年末試験があるというのに、そっちの勉強は全く出来なかった。

新学期を迎えた。

学年末試験の勉強が全く出来てないまま、学年末試験に挑み、見事に順位が落ちた。

一喜一憂してる暇もなく、学年末が終わるとすぐに、私立入試が始まろうとしていた。

私立の願書を出しに、同じ学校を受ける生徒同士で固まって行く事になった。

三年生全員が体育館に集まり、志望校別に別れて、担当の先生の指示に従う事になった。

おかげで、誰がどの高校を受験するのか丸分かりだった。

どこの高校を受けるのか、皆にばれない様にして欲しいと思った。

桜山女学園高校を私は受ける事にしていたら、他にも五人位の生徒と他クラスの美恵ちゃんが受ける事になっていた。

美恵ちゃんが受けようが受けまいが美恵ちゃんの勝手なのに、一緒に受ける子の中には、美恵ちゃんがそれ程成績が良くなくて、受験するのが面白くないのか、悪口を言い出した。

美恵ちゃんだって、ここ一年間で成績を上げたのかもしれないのに…。

また、面倒臭い事になってきた。

みんなで一緒に願書を出しに行かなきゃダメなのかな…。

出来る事なら、他中学の塾の友達と行きたいと思っていた。

ふと、俊也はどこを受けるんだろ?と思った。

俊也の姿をすぐに見つけた。

「俺、成績悪いんだ」

そう言ってた割に、偏差値の高い男子校を受けるみたいだった。

葉子ちゃんが私に

「矢吹くんも田川くんも頭も良いんだね!」

と言った。

私も驚いた。

でも、二人共そんなに頭が良いなんていう話聞いていなかったし、本当に受かるのかな?と思った。

無事、私は願書を出しに行き、試験を受けて合格した。

俊也も田川くんも揃って、難関の保善高校に合格した。

ますます、女子のファンが増えそうだった。

後は、本命の公立入試だけだった。

内申点も下がる事なく、志望校を受験出来そうだった。






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