記憶喪失少女
いつも通りの朝

『…刹那……愛してる……』


『嫌……私を一人にしないで……』


『ご…めんな…いっしょに…いられない…や』


『い……嫌ゃぁぁああああ--………』


      ジリリリリリリリリ    カチ

刹那「ゆ…夢?」

       トントン  トントン

母「刹那?ちょっと、話があるから、リビングに来てくれる?」


刹那「うん……分かった…。」


私は、お母さんに返事をした。






刹那「あれからもう1年…時間って早いね…海斗…」





私は、小さくつぶやいた…愛しい、愛しい、あなたの名前を……









私は、服を着替え、リビングへ向かった



リビングまでは、大体10分。(刹那の家はすごく広いです)



その間に私の紹介でもしよう…




・絆崎 刹那(はんざき せつな)
ちょっとした、記憶喪失少女


1年前の、事件、その時のことを、あまり覚えていない…



覚えているのは…海斗…あなたを心から、愛しているということだよ…



でもね…あなたと、どこで出会ったか、それからの日々のこと


まったく覚えていないんだ……


おかしいよね…


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