不器用なLOVESONG♪


そんな思いをもっていても

言葉に表せないあたし。


はぁ…

普通だったら
何か反発くらいはしたいんだけど…

それを言う勇気が出ない


どんだけ弱虫なんだよ…あたしは…


本当に一条組を継げるのか…!?


「ねえっ聞いてるの!?」


いや…
一応、聞いてます。


「うんかすんか言ったらどう?」

すん。笑

言いたくなりますよね?
すん。


クラス中はみんなあたし達を見ていた

ていうか
転入初日からこんな絡まれて

このままやっていけるのか!?


ずっと喋らずにいたあたしに
女子がキレたようで…

「あんたっ喋れないわけ!?ブッサイクな顔しやがって!!」


カチン…。


そのお言葉には
さすがの華憐ちゃんもカチンときましたよ。


ギロッ


「!!??」


あたしはあたしを取り囲む女子を
鋭い目で睨みつけていた

取り囲む女子…
いや…

クラス中の人々が
一歩引いたような顔をしている


隣の眼鏡くんすら驚きを隠せていない

あたしの目つきって…
そんなに悪い…?





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