ぽっちゃり恋物語+。
「広野さんがお前と話したこと、男の中で話題になってるって言っただろ?

話しかけたら広野さんが話してくれるかもって、話しかけようとしてる奴がたぶん結構いる。

狙ってくる奴もいるかもしれない。

だから、本気で好きなんだったら、へこんでる時間なんてないぞ?」


男子が苦手じゃなくなったって思う奴もいるってことか…。


俺はつばを飲み込む。


何がなんでも頑張ろう。


梓センパイが振り向かなくても。


「佑センパイ、ありがとうございます。

俺頑張らなきゃ。」


「あ、あともう1つあった。

実は俺試しにさっき広野さんに話しかけた!」


「え!?佑センパイ!!」


忠告してくれた本人が話しかけたってどういうこと!?


俺はあまりの驚きに立ち上がってしまった。


「か…奏太!ごめんって!言い方悪かった!

広野さんの友達が俺の友達だから、ついでにあいさつしてみた!それだけ!」


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