わたしの生きる道
「まだ決めてないの?」
「言わないでよぉ。とりあえず、部活を引退するまでは考えないことにしたの。あと一年もすれば、イヤでも決まるだろうし。両親にもそう言って了解を得たから、担任にも言っておこうと思って」
…それを果たして担任が了承してくれるかは、分からないな。
「あっ、わたし、一応進路決めたんだった。後で報告しなきゃ」
「結局どうするの?」
「とりあえず、駅前の専門学校に行くことにした。学費は親に出してもらう。もちろん、一人前になったら返すけどね」
「出世払いか。カナらしいや」
そうこう話しているうちに、学校に到着した。
午前中は普通に授業をこなし、帰り際、ミホにラッピング袋を渡した。
「言わないでよぉ。とりあえず、部活を引退するまでは考えないことにしたの。あと一年もすれば、イヤでも決まるだろうし。両親にもそう言って了解を得たから、担任にも言っておこうと思って」
…それを果たして担任が了承してくれるかは、分からないな。
「あっ、わたし、一応進路決めたんだった。後で報告しなきゃ」
「結局どうするの?」
「とりあえず、駅前の専門学校に行くことにした。学費は親に出してもらう。もちろん、一人前になったら返すけどね」
「出世払いか。カナらしいや」
そうこう話しているうちに、学校に到着した。
午前中は普通に授業をこなし、帰り際、ミホにラッピング袋を渡した。