蒼い瞳の王子様
1st.

大好きな瞳

「行ってきます!」

「今日は雨が降るかもしれないわよ?」

「大丈夫、折りたたみ傘持ってくから」

「行ってらっしゃい」



私は勢いよく玄関の扉を閉めて
家を飛び出した。


「結衣」

高校近くの角で名前を呼ばれて
振り返ると


「あ、真広っ!」


そこには幼なじみの姿があった。


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