白いジャージ7 ~先生とプールサイド~





「プールの補習、楽しかったな。お前、水が顔にかかった時、めちゃくちゃかわいい顔すんだもん」





先生は、プールの水面を眩しそうに見つめながらそう言った。



その視線の先には、高校生の私がいるんだろうなぁ。






「石拾いゲームやったよね」




「ああ、水の中で手を繋いだ。さすがにあれはドキドキしたな、俺」






先生は、プールサイドをゆっくりと歩き出した。



私は更衣室の前のベンチに腰掛けて、先生を見つめていた。



Tシャツに、半パン姿の先生が、ゆっくりとプールサイドを歩く。







いつも見ていた。



近付いてくるとドキドキして・・・・・・


目が合うと、クラクラしちゃった。






水泳の時間の先生は最高にかっこよかったんだよ。





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