【完】俺様彼氏×鈍感彼女



宮田の言葉は、力強くて、楽しそうだった。

だけど…


表情は違う。


どこか、悔しそうで、



悲しそうだった──…。




「…みや、た…?」

「あ?」

「大丈夫…?」


あたしは、これしか聞けない。

何も知らないから。


「はっ、なんだいきなり」

「大真面目だよ」


知り合って、まだ二日…。

それでも、



あなたが心配でしょうがない──…っ。






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