先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「お前と出会って、色々なことがあった。目を合わせないし、常に警戒してるような口調だし、なぜだか俺を避けるし」
「うっ」
だって、それは
男の人が苦手で話しなんかしたくないって思ってたから…
今になって言われると恥ずかしい
「あー、来た、問題児!って思ったな」
「す、すみません」
「いや、だけど…お前は変わっていったんだ。あの学校で、数ヶ月たったいまは、普通に男子とも話すし口調もハッキリしてる、目だって合わせるくなった」
「……」
「俺より年下の女が変わっていくなか、思ったんだ。俺は何もかわらないし。今のままか、医者になるか迷い続けてた」
「千尋先生」
「だから、サラが変わったから…俺も変わろうとおもう」
「………」
「それが、学校をやめて医者になるってことなんだ」
そう言う先生の瞳に迷いなんかなかった
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