先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





一年後か、先生がいない一年はたぶん凄く長いんだろうな…



「たまには、帰ってくるから」


「?」


私の心が分かるのか、そう言う先生に涙がでそうだ


「だから、帰ってくるまで、誰にもよそ見なんてしないで待ってろ」

「え?」


「って、言って欲しかったんだろ?」


「………ぅん」


「電話だってするから、そんな顔するな」


溢れそうな涙をふいてくれて、それが愛しい

だから……




「先生…しても、いいです」


「え?」


私も先生を感じたい。先生をもっと近くに感じたい


先生がいなくなるまで、先生が私の物だって



私が先生のものだって




カタチとして残したい












「優しくしないかも」


「が、頑張り…ます」


そう言い私達はお互いに微笑む



「サラ、そーゆうことなら行くぞ」


「え?、どこに…ですか?」

「俺んち」

「えっ!!だって、ここでって」

「そんなの嫌に決まってるだろ、じっくりできない」


「じ、くっ…り…って」


カァ、と顔が真っ赤になる


「で、も、先生。わたし寮生だし…いきなりの外泊はっ」

「それは、任せろ」


「そ…そんなっ」














結局、私は先生のペースに流されてしまった―……















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