本気だからねっ!
「………俺、杏乃ちゃんを好きになれてよかった」


千歳君も、すっごい優しい笑顔であたしにそう言ってくれた。


「付き合えなくても、委員とかあるからさ、これからもよろしくね」


いつの間にかあたしの家の前に来ていて、千歳君はそう言ってあたしにバイバイって言った。


「うん!じゃあね!!」


あたしは千歳君にそう言うと、家の中に入っていった。


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朝の集まりのために早く出たあたしは、7時集合って言われたのに6時半に学校に着いてしまった。


ってか、こんな時間に学校開いてるんだ………。


しかも、冬なためにまだ薄暗くて、少し怖い。


そーっと学校に入って、あたしは生徒会室に行く。


中に入ると、静原先輩がいた。


「先輩!?来るのはやくないですか!!?」


「あ、水沢さんはやいね」


「いや、静原先輩の方がはやいですよ!」










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