本気だからねっ！

だけどあたしは本気。本気で好きなんだ。


「まぁ、中森君だからしょうがないよ」


「うん。大丈夫。あたしもわかってるから」




わかってるけど………やっぱり悲しい。


瑞模君は、あたしの存在なんか知りもしないだろうけど。


あたしが勝手に好きなだけだしね。



………でも。
それでも本気になっちゃったんだからしょうがないじゃん。


だからこそ、他の女の子とベタベタしてるの見ると辛くなったりするんだもん。
自然なことだよね？




「どこ行く？？」


「んー………ケーキバイキング！！」


こういうときは甘いものに限るもんね♪


「OK！パーッと気分変えよ♪」