それはまるで粉雪のように
「あの~……」

「ん、どうしたの?」

それに反応したのは汐見ではなく、美帆だった。

「あ、あれ……」

指差す先には、たいへんご立腹な様子な生徒指導教師。

「うわ~……カンカンだねぇ……」

「ちゃんと聞いておかないとね……」

美帆と汐見は校長が降りている演壇を向いた。

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