1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
それから変わったことが、病院からではなく、

自宅から学校へ通う許可が下りたんだ~♪


まあ、涼くんと登下校するのは病院から通ってた時と全然変わらないんだけどね。


でも、更に涼くんと一緒にいる時間が増えて嬉しいんだ~。


病院生活のとき、途中までは涼くんが一緒にいて、寝ててくれたんだけど、

私が魘されることもなくなったからっていって、

普通の患者さんと変わらない生活へと戻っていったんだ。


だから、凄く一緒にいられることが嬉しかった。


私にとって涼くんは唯一無二の存在だってことが改めてわかったんだ。



…記憶がなくてもそれなりに幸せな時間を過ごしていたんだ…

でも、神様は意地悪だった…。


そんな幸せをあっけなく崩してしまったんだから……。


大好きな、大切な貴方…。


私の気持ちを押し殺して貴方に接する日が来るなんて…。

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