幼なじみなんて…
第1章 日常

優梨愛ver.

ジリリㇼㇼ!!!!

「うー…ん…。朝…?」

私は、眠い目をこすりながら、うるさくなっている目覚ましを止めた。

そして、時間を確認する。

「ぇ…。うぇ!?ウソ!8時!!ヤバいヤバい、遅刻する――!!!!」

私はベッドから飛び起き、階段を駆け下りた。

リビングにはお母さんがいて、朝食の支度をしてくれていた。

目玉焼きとサラダにパンがついてる。

「あら~。優梨愛、おはよう。朝ごはんできてるから早く食べなさい?」

時間ないしなー…

遅刻するしー……

「お母さん、ごめん!今日は入学式で、早めにいかないとダメだから食べられない!!ホントにごめ~ん。」

「えぇ~。せっかく作ったのにー。まぁ、仕方ないわね。入学式、ちゃんとするのよ?」

「ホントゴメンねー。じゃ、行ってくるね!」

「うん♪行ってらっしゃ~い♪」

お母さんは笑顔で私を玄関まで送ってくれた。

やさしいお母さんを持ってよかったな~。

あれでも起こると怖いけどね…?


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