Strawberry & Happy Birthday

「とりあえずこの事は明日まで保留だな」



「そうですね…。でも…えへへ…。情けない話、正直、ちょっとほっとしてたり…」



「いいんじゃないか。誰だって真実を聞くときは不安のほうが大きいしな。…ってもうこんな時間か。そろそろ仕事に戻らねえと」






そういえばもう一時になりますもんね。



ていうか課長お昼食べたんですか?







「いや…。まぁ会社に戻って何かつまんでおくから問題ねえよ」






気を利かせて一個くらい弁当の残しとくんだった!!



私のバカーー!!








「じゃあ俺は会社に戻る。お前もさっさと家に帰れよ。一応風引いてることになってんだろ。フリくらいはしとけ」






あー。



そうでしたね、そういえば。







「あと、今日は帰り遅くなるかもしれねえから」



「はーい。わかりましたよ。いってらっしゃーい」



「それから…。次仕事サボったら有無を言わさず減給だからな」



「課長の鬼ーっ!!」

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