Strawberry & Happy Birthday
「はっきり言ったらどうですか八王子先輩?つまりあんたは私に復讐するつもりだってことでしょう」
「人の話は最後まで聞こうよ命清さん。確かに君のせいで地獄を見たけども、俺は君に感謝もしてるんだよ?
あの件がなかったら俺は今のこの地位にはいなかったわけだし。
這い上がるという努力というのも知らないままだったろうからね」
私に、感謝してるだって…?
どの口がそうほざくんだか。
そんなもの私が信じるとでも思ってるわけ!?
「だから感謝の印としてこれを君に渡そうと思ってたんだ」
そう言って差し出されたのは一枚のきれいな封筒。
そこには招待状と書かれていた。