わすれたくて・・・
忘れたい!

気持ち


・・・・ココ、どこ?

耳を澄ませると声がかすかに聞こえた・・。
ダレ?誰?だれ?
向こうからだ・・・。
気がついたら勝手に声の聞こえる方に足が動いていた。

・・・何?この感じ・・。
なつかしいような・・
うれしいような・・。

なんていっていいのかわからないけど・・
早く声の聞こえるところに行きたい!!

足の動きが速くなる。

声の大きさが大きくなってきて
小さく人が見えてきた。

私は無我夢中で走った。


辿り着いた先にいたのは・・・・

母さん・・・
父さん・・・
お兄ちゃん・・・
匠輝・・・・

涙が溢れてきた・・。
こんな日がくるなんて・・・

みんな、笑顔で私を見てる・・。




・・・・ホ・・・ラ・・

アホ・・マキ・・ラ!!


     ガンッ!



隣の川口大河のけりで私は現実に引き戻された。

あ、れ?・・・夢・・・?

・・・当り前か・・・・。ハァ
< 1 / 15 >

この作品をシェア

pagetop