~四季恋~
通話ボタンを押すと、
ちょっと女の子っぽい
安心できる声が聞こえた
<なんで俺に頼ってんだよ>
「だって…永が………」
<……ったく………
永がどうしたんだ?>
「永がね……泣くの
部屋でこっそり泣いてて…」
<はぁ?あいつ、
泣くの最後とか言っといて…>
「刹那、お願い……
話だけ聞いて」
<なんで俺がお前らの
話聞かなきゃなんねーんだ
店の邪魔になる>
やっぱり……
所詮は他人事だよね
<邪魔になんねーように
夜にこいよ>