意地っ張りだけどかわいくて


蒼ちゃんは分かってないんだ。自分の魅力を…。


ボクは知ってるんだよ?


蒼ちゃんがボクのこと好きなことも、蒼ちゃんがホントは優しいってことも…。


他にもまだあるけど、ここまで!教えちゃったらつまらないからね♪


「あの…さ…」


「なぁに?」


「やっぱ何でもない!チャイム鳴るから教室戻れよな!!」


うん、可愛いや♪


これだから、好きなんだよね…。


「あと…さ…す…好きだよ…それと、今は雪の言うこと信じれるよ…それだけださっさと帰れ!!」


そう言うと蒼ちゃんは窓を閉めてしまった。


はぁー…。


予想外…。


まさかあんなものを仕込んでるとは思わなかった…。


ウルウルした瞳に赤い顔、目をそらしたかと思えば、チラチラ見てくるし…。


あれのどこがかわいくないと思う?


男っぽい?


あれのどこが?


知ってたら教えてほしいよ…。

ホント、反則だよ…。



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