見えない世界
最終的にあたしは
授業をサボって
屋上で服部から
話を聞く事にした。



どうせ教室に戻っても
市川達のくだらない
いじめにあうだけ。


あたしがいなくても
先生でさえ気づかないし…



屋上に服部を連れてくると
早速本題に入った。


「あのさ、さっきの話本当?」

『俺、嘘つかんし』

「じゃあ、
あんたらはそれ知ってて
あたしの手とか足とか
引っ張ってたの!?」


服部は笑顔で顔を縦に振った。


イライラが募ってきた…


自分達の為に
あたしの幸せ取ってたわけで。

んでこいつも同じ様な事
しようとしてるわけで。


『分かってくれた?
とゆう訳で俺も今日から
あんたの側にいるから♪
よろしくな、りこ。』


―…ブチッ

何かが切れる音がした…



「あり得ないから。
何であんたの為に
自分の幸せ削んなきゃ
ならないのよ!?
少しはなんかあたしに
良いことでもしてくれたら
どうなのよ!?」



ぶちキレたあたしは
弾丸のように言葉を発して
息を吸うのも忘れていた。



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