ユメとソラ
あれから、2日間、何事もなく無事に過ごす事ができた。


そして、おばちゃんたちが北海道に帰る日となった。

「ユメ、勉強もしっかりね。お父さん、お母さんの言うこと、ちゃんと聞くんだよ。」


おばちゃん、ごめんなさい。


「ユメ、北海道にいつでも遊びにきなさい。」


「………」


「じゃあ、ユメ、元気でね。」


おばちゃん、あたし、あたし…おばちゃんの顔、見れないよ。


そのまま、部屋に逃げ込んだ。


トントン―‐部屋をノックしてる。


「ユメ、どうしたの?おじちゃん、おばちゃんに、ちゃんと挨拶しなさい。」


お母さん…


「おじちゃんが、ユメに渡したい物があるって。」


いらないよ‐―


ドアを開けると、お母さんがいるはずだったのに、おじちゃんが立っていた。


ドアを閉めようとすると、ドアに足を入れ、こじあけてくる。


「ユメ、ドアをあけて」


小さい声で、おじちゃんが言ってる。


あたしは、首を横に大きく振る。


「話をするだけだから。何もしないよ。」


「話って?」


おじちゃんは、強引に部屋にはいってきた。


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