ユメとソラ
―午前1時―


「マモル〜来てくれたんだ。」


「ってか、ユメが来いって・・こんな時間に酔っぱらいが一人で、あぶねーだろっ!!」



「うん。ゴメン〜」



マモルが来てくれたことの安心感か、足の力が抜けて、その場にへたりこんだ。


「ユメ〜、俺の背中にのりなよ・・・」



「マモル〜恥ずかしいよ。ダメ、ダメ、できなぁ〜い。」


マモルは、あたしの体をおぶり、背負ったまま、歩きだした。



「マモル〜ごめんねぇ。」


マモルの背中の温もりが、熱いぐらいに感じた。
もしかしたら、あたし・・・


あ〜ねむたい〜睡魔が・・


「ユメ、重たい〜ユメ?」



「ねたのか・・・?」






気がつけば、自分のベットの上に寝ていた・・・



< 56 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop