この世界は残酷なほど美しい


私はそれを受け取る。
自然と笑みも溢れた。



「またね、バイバイ」



流星くんは手を振ってお父さんの方へと走って行った。
お父さんと手を握り楽しそうに会話する後ろ姿を見て胸が苦しくなった。


その後ろ姿は私の憧れでもあった。
私の両親は別居をしている。
きっともう二人が戻ることはない。
私はお父さんと暮らしていたが入院をしてしまったため叔母さんの家にお世話になっている。叔母さんから聞いた話ではお父さんが退院したら離婚成立するそうだ。

名字が変わる。
そんな抵抗など無いに等しかった。




「坂井流星くんかぁ」




私は本物の夜空に向かってもらった星の折り紙をかざしてみた。


うん、この星が一番綺麗。




私は恋に落ちた。
あまりにも突然だったけど、あなたは私の中をおかしくさせた。




また明日会えますように、と願って夢を見る。





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