菫色娘。
ところ変わって唐沢邸

あの熾烈を極めた決勝から数週間、奇妙なことに数週間が過ぎたにもかかわらずあの戦いを昨日のことのように覚えてますの。ヴァーラも
「いや~あれからとりあえずチームDOLCI解散しちゃったけどまたあのチームでサッカーしたいな~。」
なんてたまにTwitterでつぶやいてますし。それも私のケータイで。ケータイ?
「ヴァーラ、私のケータイでTwitterって・・・。私のユーザーID使ってる訳じゃありませんわよね?」
「もち私のユーザーIDでやってるけど。」
ならいいんですけど・・・。
「『サッカーやろうぜ!』か・・・。今それを思い出すってなんのフラグかしらね?」
ミー。
「プリシッラ、私も奇妙なことにあの決勝のことを昨日のことのように覚えてるわ。」
みんな同じですのね。あの決勝が忘れられないのは・・・。
「よ!プリシッラ!」
兄様。
「いやその、なんだ?お前らが好きなハロプロってのも悪かねぇな!あの戦いで感じたぜ、お前らが守ろうとしてるハロプロの良さってのをな!」
・・・兄様!ハロプロの良さをわかってくれたんですのね!
ゴボッゴヴォボボボボボボボボボボ・・・ドババババババババババ・・・
「なっ!おめーどーしたんだよプリシッラ!いきなり怒濤の泪流しやがって!」
ど、怒濤の泪?
「ミー、怒濤の泪って・・・?そんな勢いで泣いてますの?私。」
「そうね、泣いてるわよ。とりあえず鏡を見ることね。」
ずびっ
・・・、・・・。・・・ホントですわね(笑)
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