春 ~風が吹いたら~
『華恋が仕事ん時は、俺も入ってんね!』
『うん!』
潤悟に会えるのは、嬉しい。
ちょっとだけ…気になるし、話してて楽しいし。
『今日もわざわざ送ってもらっちゃって、ごめんねぇ。』
あたしは申し訳ない気分だった。
でも、
『いいよ!会社ではあんまり話せないし、一緒に帰れば話せるしさ。』
そんな申し訳なさを、潤悟は吹き飛ばしてくれる。
『ありがとう。じゃあ、次は明明後日だねぇ!』