春 ~風が吹いたら~

-- 同じ頃。-----




『もしもし?父さん、何?』





『今日は、会社自体が休みだと確か言ったよな?』





『あぁ。でも、どうして?父さん、仕事中だろ?』






『ちょっと、気になってな。店長の名前は?』





『堺 翔一…だったかな?』





『堺…翔一……それは、間違いはないのか?!』





潤悟のところに、潤悟のお父さんから、電話がかかってきていた。







『あぁ。多分、間違いないと思うよ。』






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