春 ~風が吹いたら~

『しかも、同じ部屋の同じベッドで寝た?!』





『こ、声がでかいよ……誤解なんだって。たまたま、あたしの部屋で潤悟と話してて、その後、そのまま2人とも寝ちゃって、寒かったのもあって、朝になったら布団を分け合って寝てただけで…』




慌てて言うと、





『まぁ、その怪我じゃ年が明けるまでは、潤悟くんの家にいることになるかもね。でも、嬉しいよ!あんなに男の気配がなかった華恋が、今はこんなに大切にしてくれる人がいるんだもん!』






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