春 ~風が吹いたら~
-- 店。-----
あたしと仁は店へと戻った。
『華恋。トイレとか言って、長い間どこ行ってたの?』
『ごめん、ごめん。』
『華恋。私たち皆、華恋に憧れてたって話してたんだよ!クールで強くて、かっこよくて、スーパー(ウー)マンみたいだった華恋に。』
『ありがと!』
“ スーパー(ウー)マン ”
響きはいい。
そんな自分のことも、あの頃は嫌いじゃなかったのかもしれない。
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