春 ~風が吹いたら~
『今日は、帰れ……。西野くんとは、本当に付き合ってないみたいだな!』
『当たり前でしょ!!じゃあ!』
『気をつけてな。』
この人…こんな人だった…?!
調子が狂うなぁ…。
あたしは、荷物を持って職場を後にした。
-- 外。-----
『…何で……?』
あたしは慌てて、背中を向けた。
『西野にバイトの予定きいたから、待ってれば会えるかと思って。それより、何で後ろ向いてんだよ!こっち向けよ!』