春 ~風が吹いたら~
それなのに、潤悟はそれでもいいとか言っちゃってて……。
あたしは、完全に混乱してしまっていた。
『俺のことは…嫌い?』
『いや…嫌いじゃないけど……』
『なら、付き合ってほしい。どんなことがあっても、華恋の味方でいるし、俺が華恋を守るから。』
潤悟は、まっすぐにあたしの目を見つめた。
『正直に言うとね…』
正直に言うと……あたしは昔ねぇ…
『仁を好きになったことがあるんだ。』