春 ~風が吹いたら~

仁を…好…きなら…仁に…伝え…て。』




仁は…有沙ちゃんのこと、今でも好きだから。







『仁があんたを部屋に抱え入れるとこ、見たの!!西野くんと上手くいかなくなったら、仁?』





『違う…よ……仁…は…あたしなんか…興味……ない…よ…!』




あたしは微笑んだ。





『興味ない?!興味ない人なんかを抱えたりしない!!!!!言っとくけど、昨日くらいのことじゃ済ませないから!!もっともっと苦しんでもらう!!






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