春 ~風が吹いたら~
第8章 それぞれの道

次の手


--次の日。-----




いつの間にか寝てしまったあたしのベッドの両脇に、仁と潤悟は顔を伏せて眠っていた。







2人とも…ありがと。




あたしは2人の朝ご飯を作り、アラームをかけてから、家を出た。










『もしもし、翔…?今から…青山社長に会いに行く……。』





『体調は大丈夫か…?!……それは、どういう…?』





『一応…大丈夫……!そろそろ、真実を…突き止めなきゃいけないから……。次の手に…出ることにする。』






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